五億円稼いでボクは死ぬ。
かつて五億円の募金で命を救われた少年。17歳の夏、死ぬために始めた闇バイトで見つけた、命の本当のねだん『五億円のじんせい』。
さまざまな形でエンターテインメントを発信してきたGYAOとアミューズが今後の次世代を担う新たな才能の発掘を目指し、オリジナル映画の企画、出演者、ミュージシャンをオーディションで選出しながら作品を完成させるという挑戦的な取り組み「NEW CINEMA PROJECT」。約400本の応募の中から第一回グランプリを受賞した脚本の蛭田直美と文晟豪(ムン・ソンホ)監督のコンビによる『五億円のじんせい』。
主人公に抜擢されたのは、撮影時に役柄同様、高校3年生だった望月歩。『ソロモンの偽証』やドラマ「3年A組ー今から皆さんは、人質ですー」などに出演し、着実に経験を積んでいる若手実力派の彼にとって、本作が初主演作となる。周囲の期待に応えようとする「いい子の望来は、家出の中で、ホームレスや、工事現場、添い寝カフェ、死体清掃などの労働を経験し、今まで知らなかった世界を知ることで強くたくましく成長しながらも、汚れることのない魂をもち続ける。そんな望来を望月は、卓越した身体能力を武器に、みずみずしく伸びやかに体現している。
また望来が入院中の小児病棟で慕っていた年上の少女・橘明日香を演じるのは、テレビドラマやCMを始め映画『ミスミソウ』での主演も記憶に新しい山田杏奈。物語のキーとなる全く異なる二役を印象的に演じ分ける。また、本プロジェクトのキャスト部門でグランプリを受賞した兵頭功海、審査員特別賞を受賞した小林ひかりも出演。その他共演者には、日本の映画界を支える個性派&実力派が集結した。望来を愛するシングルマザーの母役に西田尚美、旅に出た望来が出会うクセ者たちに、森岡龍、平田満、松尾諭、水澤紳吾、芦名すみれ、諏訪太朗らが扮している。
主題歌「みらい」を歌うのは、本プロジェクトのミュージシャン部門でグランプリを受賞した広島在住のラッパーZAO。グランプリ受賞曲「夜に溶けて」とは別に本作オリジナルの主題歌「みらい」を描き下ろしている。
キャスト
望月歩
山田杏奈
森岡龍
松尾諭
芦那すみれ